どーも、こんにちは!!
漫画家・イラストレーターの青柳恵太です。
2020年2月1日よりWEB公開をはじめました『CODA-手話が嫌いだった私が手話通訳士になった理由-』について
今回はここだけの製作秘話などをご紹介します!
この作品を執筆するに至った経緯などは、こちらに記載しています。
あと、ここから先は物語に触れてネタバレ満載なので、
よろしければ先に作品をご覧いただければと思います。
“手話が嫌い”という冒頭はすごく悩みました
『CODA-手話が嫌いだった私が手話通訳士になった理由-』(以下、CODA)の冒頭は、手話通訳士をしている主人の“手話が嫌いだった”というナレーションから始まります。
聞こえない人の言語である“手話”の否定からはじまるこの冒頭は 正直、読者の皆様から差別だとご批判があるだろうと思いつつも、作品の本質として重要な部分でもあったので創作においてこういう表現はタブーともいわれるかもしれませんが、1話を最後まで観ていただければ、きっと真意がわかってもらえると思い、自分の中で最後まで葛藤しながらも描くことに決めたシーンです。
結果的には物語の導入として、この表現をしたことでのご批判等は今のところはいただいておらず、皆さんに幼いコーダの悩みを共感いただけたのではないかと思っています。
表紙に込めた思い
「あの人達はね…耳が聴こえない可哀想な人達なのよ…」
コーダである主人公だけがそんな周りの心無い声が聞こえているというシーンを第一話の最後で描きましたが、実は表紙も同じ構図なんです。
両親は平然と手話で会話をしていて周りの心無い声が聞こえているのはコーダである主人公だけ……
これは、卒業制作として描いたCODAでも同じ構図の表紙で、実際にインタビューをした中で衝撃だった内容だったので、その風景を表現しようと思い、描きました。
作画裏話①今だからこそ描けた子どもの描写
正直、大学の卒業制作の頃は3歳くらいの子どもがどういう生活をしてるかとか
どれくらい会話ができるのかとか全く知らないまま、ほぼ想像で描いていました。
しかし、自分も親になって子供が成長していくにつれて、子供のしぐさや言葉使いなどいろいろなことが生活の中から見えてきたので、その部分をWEB版では反映させてセリフや動きなどを描いていきました。
卒業制作版 WEB版
ちなみに『CODA-コーダ-』 第2話の冒頭で 主人公がお絵描きしているこのシーン。
顔っぽいものを描いていますが この絵は私の娘(3歳)が描いた似顔絵を使っています。
自分で描けばいいのにへんなところにリアリティーを求めてますね(笑)
さいごに
このブログ記事を執筆中の現在、投稿からわずか20日でアクセス数も5000を超え、PV数においては20,000PVを超えようとしています。
一時期はジャンプルーキーの月間ルーキー賞候補20位までいったりしました。
たくさんの方にコーダのことを知っていただきたいと思い始めた連載なので、このアクセス数の
現在、第2話まで投稿していますが、これからどんどんと主人公も歩み始めます。
どのような展開になるのか、 ぜひ引き続きご覧いただければと思います。
今後の展開も乞うご期待ください!
おまけ/Twitterハイライト
ジャンプルーキーへ投稿後のTwitterハイライトです。