こんにちは、漫画家・イラストレーターの青柳恵太(@jackpotarts)です。
私は普段、副業として企業や行政、個人事業主の方の思いをマンガやイラストにするという活動をしていて日常的に創作活動をしています。
創作活動をしている人なら一度は憧れるであろう『オリジナルグッズ』を今話題の“SUZURI(スズリ)”というサイトでコストを掛けずにゼロリスクで作ってみたので、今回は、“SUZURI(スズリ)”の簡単な紹介とメリット・デメリットを記事にしました。
目次
“SUZURI(スズリ)”ってどんなサイト?
“SUZURI(スズリ)”は、“GMOペパボ株式会社”という会社が運営しているサービスで、“画像を登録するだけリスクなしで手間なくグッズ作成・販売”ができるサービスです。
GMO証券などもやっている会社なので信用できる会社です。(証券会社やってると信用できるという半分偏見)
まてまて…グッズを販売するにはコストがかかるんだぞ…
無料で手軽にオリジナルグッズが作れるってあり得ないだろ…
グッズが売れずにコスト回収できなければ赤字になるんだぞ…
と思う方もいらっしゃると思いますが、“SUZURI(スズリ)”は本当に赤字になるリスクはゼロです。
①ご利用は無料
【SUZURI(スズリ) HPより】
初期費用や月額料金など、ご利用にあたっての料金は一切必要ありません。
②在庫を持たずに販売
SUZURIは注文があったグッズのみ工場で生産。在庫を持たずに販売できます。
③工場から直接配送
作られたグッズは工場から直接購入者へお届け。配送作業などの手間がありません。
④1点から販売可能
1作品だけ販売したり、数量限定機能で1点から販売することもできます。
本当にそんなことできるのかと思うかもしれませんができちゃうんです。
クリエイターが一番気になるコストの部分がゼロになるだけでもやる価値はありますよね!?
じゃぁなんでそんなことができるかって…?
SUZURIが大切にしていること
クリエイターの方にはできるかぎり創作活動に専念して欲しい。作品やグッズの販売には、様々な手続き、作業、面倒なこと、不安がつきものです。SUZURIがそれらを引き受けます。クリエイターの皆さんには創作活動に時間を使ってほしい。そのためのサービスでありたい。それがSUZURIが大切にしていることです。
全てはクリエイターファーストの企業努力だったんです。
GMOペパボ株式会社様、本当にありがとうございます。
(PR案件みたいになってますが、宣伝費用などはもらってませんよ…笑)
SUZURIは商品ラインナップの充実している
“SUZURI(スズリ)”で作れるグッズは比較的多く、一つのデザインをアップロードすればそれぞれ好きなものに対応させることが可能です。
■作成できる商品一覧
【ファッション】
①Tシャツ(Tシャツ、リンガー、フルグラフィック、ウォッシュ、ロングスリーブ、ビッグシルエット)
②パーカー(パーカー、ジップ、ビッグシルエット)
③スウェット(スウェット、ビッグシルエット)
④帽子(ジェットキャップ、バケットハット)
⑤ベビー服(ベイビーロンパース、ベイビービブ)
⑥その他(コーチジャケット、アノラック)
【アクセサリー】
①スマホケース(スマホケース、クリアケース、ソフトクリアケース、手帳型ケース)
②バッグ(トートバッグ、ビッグショルダーバッグ、サコッシュ、きんちゃく、ウエストポーチ)
③日用品(マグカップ、グラス、タオルハンカチ、ブランケット、クージー)
④雑貨・文具(クリアマルチケース、ミニクリアマルチケース、ステッカー、缶バッジ、ノート、アクリルブロック、吸着ターポリン)
“SUZURI(スズリ)”のメリット・デメリット
メリット①/ゼロリスクで手軽にグッズができること
SUZURI(スズリ) でクリエイターがグッズ販売する際のメリットはなんといってもコストがかからないことです。
初期費用も制作費用も管理料も発送費用もすべて必要ないので赤字になる心配がありません。
例えば、自分は良いデザインだと思っていても本当に売れるか不安というグッズも世に出せます。
これは創作活動をしている方にとっては作品がたくさんの人に見てもらえる大きなチャンスですよね。
メリット②/モール型なので集客をしなくても一定のアクセスがある。
自分のお店という形ではなく、モール型のオンラインショップなので販売開始をすればすぐに集客も可能です。
カート型の個人ショップもいいですが、カート型は集客に時間がかかるので個人的にはモール型のほうが好きです。
メリット③/グッズ販売までの登録がめちゃくちゃ簡単
ユーザー登録から商品販売まではわずか3ステップ。
早ければ数分で商品の登録・販売ができるくらい本当に簡単につくれます。
また、購入する側はアカウント登録不要で購入できるので買う人にとっても操作は簡単です。
デメリット①/価格が決められず、利益を出そうとすると割高になる
自分の商品を買ってくれるんだから少しでも安くしたいという気持ちはあるかもしれませんが、SUZURI(スズリ)では販売価格のグッズ原価の部分があらかじめ決まっています。
そのため、安くしようと思うと自分のトリブン(利益)を減らすしかないのが現状です。
(たまにSUZURI(スズリ)のキャンペーンでセールをするときはあります。)
デメリット②/誰が買ったのかわからない
モール型でアカウント登録しなくても購入が可能であるため、購入する側はアカウント登録せずに手軽にお買い物が楽しめますが、アカウント登録していない方が購入すると 購入者の表示が“誰か”となってしまうのでどういう方が購入されたかもわからないままになってしまいます。
デメリット③/どんな商品になったか確認できない
普通は自分の手元に在庫があって発送をするので商品の仕上がりを見ることはできますが、SUZURI(スズリ)では購入後は直送されるので自分で購入する以外に製品確認する方法はありません。
デメリット④/発送までに時間がかかる
商品を購入後、1~2週間ほど発送までにかかります。
受注生産なので仕方がないですが気長に待ちましょう。
実際にやってみた感想
グッズ販売をしてみたかったし、こういう記事書くなら自分自身でもやってみようと思って 2020年6月末あたりから個人的にグッズ販売を始めてみました。
①Creatorシリーズ
クリエイティブな人の頭の中のイメージをロゴ化してみました。
②アブダクションシリーズ(1~3)
宇宙人に牛がさらわれた!?でおなじみのアブダクションをテーマに作ってみました。
第2弾では、さらに多くの牛が連れ去られ
第3弾では、エイリアンが侵略を始めます。
③AGE3ブランド
”AGE3”とは3歳児が描いた絵をグッズ化したブランドです。
子どものイラストってすごくパワーがあるのでグッズ化しました。
デザイナーは私の娘なので親バカブランドです(笑)
第1弾『MAMA』、第2弾『PAPA』、第3弾『JIBUN』まで現在販売中です。
収益的にはどんな感じか?
さすがにトリブンは公開できませんが初週(6/29~7/5)の売上はこんな感じでした。
月を跨いだので売上が分散してしまっていますが、26,530円の売上でした。
ここから1点あたりに設定したトリブンが支払われるという形です。
販売直後からSNSで宣伝したところ、たまたまアブダクションシリーズがヒットして、バズるまではいきませんでしたがどんどん売れていきました。
このインプレッション数は正直見たことなかった。
さいごに
ということで今回は、リスクなしで手間なくグッズ作成・販売ができる夢のサービスSUZURI(スズリ)を紹介しました。
コストがかからないので自分は良いデザインだと思っていても本当に売れるか不安というグッズも世に出せます。
また、商品としてだけではなく他にも友だちや家族、自分へのプレゼントとしてグッズを作るのもいいですね。
グッズ作りたかったけどコストがかかるからと思っている方は一度チャレンジしてみてください。