
どーもこんにちは。
漫画家・イラストレーターの青柳恵太です。
今回の記事では、2019年11月10日発行の京都新聞「ジュニアタイムズ」にて掲載された『髙入道(たかにゅうどう)』について作画秘話をご紹介します。
まだ、「マンガ『京・妖怪絵巻』の舞台裏」の記事をご覧いただいていない方は、そちらの記事から先にご覧いただくことをおススメします。
「髙入道(たかにゅうどう)」はどんな妖怪?
天明(1781~1789年)頃の京都美幸町五条が舞台。
ある夜、九兵衛という男が満月を見ていると突如、曇って月が見えなくなる。
不思議に思って目を凝らすとそこには身長3メートルくらいの大男が九兵衛のことをジロリと見下ろしていたのです。
それが『髙入道』の正体です。
髙入道を見た九兵衛はどうなってしまうのか…
この結末は、新聞紙面でご覧ください。
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「髙入道(たかにゅうどう)」の制作秘話

第1話の「輪入道」然り、「入道」とよばれる妖怪は描いていて楽しいです。
今回もシナリオをいただいたときは少しボロボロの毛深い坊主でということでしたので、ラフの段階からガッツリと描かせていただきました。

…今見ると全然ラフじゃないですね笑
ただ、この『マンガ 京・妖怪絵巻』は毎回時代も登場人物も違うので妖怪以外の登場人物のデザインがラフの段階で決まっていないこともよくあります。
そういう場合によく使うのが通称アベレージ君。

ご覧の通りすごくフラットな顔立ちですよね笑
ラフの段階ではこのアベレージ君にお任せしてペン入れ時には、このとおり‼

…いや、ラフ段階でデザイン決めておけって話ですが、
時代によって服装や髪形も違うので
なかなか決まらないのが実情です…。
ラフ 新聞掲載版
これも左のラフを下書きレイヤーにしてそのままペン入れして
キャラデザインもペン入れしながら決めていきました。
このほうが下書きをなぞらないペン入れになるので線が死なず表情がいい感じになるんですよ(個人の感想です)
…ほらね。
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